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当センターの公認心理師は、リハビリ部の心理臨床課に属しています。

公認心理士:図1

心理臨床課スタッフの人数は、診療部門でみると令和2年現在、入院棟配属のスタッフ13名、デイケア配属のスタッフ2名、東古松サンクト診療所配属のスタッフ2名の計17名となっています。

活躍する場と業務内容

公認心理師は、「心理臨床班(各入院等に配属)」「デイケア」「東古松サンクト診療所」の3つの部署で働いています。

公認心理士:図2

心理臨床班

当センターの入院棟、および外来の心理業務を担う部署です。各入院棟の専従、または窓口担当として公認心理師を配置しています。配属された入院棟でオーダーのあった患者さんの多職種チームの一員となり、心理検査や心理面接を通して、見立て(ケースフォーミュレーション)と介入を行います。また、外来での心理検査業務も担当します。

心理臨床班で働く公認心理師の一日(例)

時間帯内容
~8:30出勤
8:30入院棟で申し送り
9:00心理の朝のミーティング
9:30外来で心理検査
11:30検査の採点
12:00昼食(1時間)
13:00入院棟で面接→記録
14:00入院棟会議
15:30入院ケースのチーム会
16:00カルテ記録・所見作成
17:15退勤

デイケア班

当センターのデイケアに所属する公認心理師です。多職種で運営するデイケアのスタッフとして、利用者の担当や日々のデイケアプログラムの運営を行うほか、外来の心理検査業務も担当します。

デイケア班で働く公認心理師の一日(例)

時間帯内容
~8:30出勤
8:30受付
8:50ラジオ体操・朝の会
9:00デイケアの申し送り
10:00プログラム→カルテ記入
11:30ホール
12:00昼食の見守り
12:30昼食(1時間)
13:30デイケア面接
利用計画シート作成
14:00ホール
14:50終わりの会
15:00掃除
15:30カルテ記載
16:00デイケア会議
17:15退勤

東古松サンクト診療所

東古松サンクト診療所に所属する公認心理師です。病院デイケアに所属する公認心理師と同じく、利用者さんの担当や日々のデイケアプログラムの運営を行うほか、診療所の外来の心理業務(心理検査・心理面接)も担当します。

東古松サンクト診療所で働く公認心理師の一日(例)

時間帯内容
~8:30出勤
8:30受付
8:50ラジオ体操・朝の会
9:00デイケアの申し送り
10:00プログラム→カルテ記入
11:30ホール
12:00昼食(1時間)
13:00外来で心理検査
14:50終わりの会
15:00掃除
15:30訪問
16:00デイケア会議
17:15退勤

チーム医療

多職種の中での心理専門職として

入院棟や外来の個別ケースに対して、多職種チームの一員としてかかわっています。心理専門職として、ケース個人やケースを取り巻く環境の見立てとそれに基づく治療的な介入を行っています。

また、心理検査はオーダーのあった心理検査を実施するだけでなく、チーム会や主治医とのディスカッションで話し合われたことを元に、目的に応じてオーダーを提案し、患者さん理解や見立てに役立てています。

心理専門職の中でのさらに特化した専門チームとして

それぞれの専門領域に複数の公認心理師を配置しています。公認心理師同士での協働により、ケースのカンファレンス、意見交換を重ねることが可能となりました。また、専門技術を持ち寄ることによる質の高い支援やプログラムの開発・運営ができるようになりました。

基本方針と行動計画

心理臨床課では当センターの理念と基本方針、およびリハビリ部の理念と基本方針を前提に、課としての基本方針を以下のように定め、心理臨床課のすべての業務がこの基本方針に基づいて行われています。

心理臨床課 基本方針

  1. 患者さんへの心理学に基づいたアプローチを通して得られた情報を、患者さんの自己理解および家族・支援者の患者さん理解を深めることに役立つように活用します。また、多職種によるチーム医療に役立つ治療計画やプログラム作成のために、それらの情報を提供します。
  2. 院内における他の職種との連携を図りながら、心理職としての専門性を所属部署の機能に応じて活かしていきます。また、外部機関との連携も積極的に進めていきます。
  3. 専門職としての知識や技術の向上のため、研修・学会等に積極的に参加し資質の向上に励み自己研鑚に努めます。また、学んだ知識や技術については課内および、院内で共有を図ります。
  4. 日々の臨床から得られた気づきに対し多面的・総合的に検討を加えるため、調査・研究活動に参加します。
  5. 公認心理師・臨床心理士養成に関する実習生および、学生ボランティアを積極的に受け入れ、後進の育成に努めます。
  6. 働きやすい職場環境を整え、公平な業務の調整を計画的に行います。

心理臨床課 行動計画

日々の業務の行動指針として以下を挙げています。

  • 患者さんと面接を含めたかかわりの目的を共有し、できるだけ負担の少ない方法を用いて治療的にかかわる。
  • 心理検査の目的を理解し、オーダーの内容に応じて適切な心理検査を選択し、速やかに、かつ安全に実施する。
  • 「間をつなぐ」ことを意識しながら、院内、院外の支援者と協働する。
  • 研修会や学会に積極的に参加して新しい知見を取り入れたり、研究活動への参加や実習生への対応(シャドーイングや業務説明などのかかわり)を通して日頃の臨床を顧み、さらに研鑽する機会とする。
  • 年次休暇5日以上を取得できるように業務の調整を計画的に行う。また、負担の大きい業務は公平に振り分け、課内全員で共有する。

当法人で働く公認心理師の声

Aさん

当センターに入職し、一般精神科での心理臨床をベースに児童思春期、デイケア、発達障害者支援などを経験してきました。途中で産休・育休を経て、現在は医療観察の分野で働いています。

自分自身の人生の歩みと共に心理治療への考え方も変わってきたように思います。人生という視点から臨床をとらえるようになってきました。また、働き方という点でも入職時とは変わり、ワークライフバランスをとることや自身のメンタルヘルスも大切であると感じています。

Bさん

私は県外の医療機関から当センターに転職してきました。研修会や学会で当センターの公認心理師とかかわる機会はありましたが、働く環境や内容、職場の雰囲気などは分からないため、オープンホスピタルに参加しました。オープンホスピタルでは病院の紹介や心理臨床課の業務などの話が聞け、直接、スタッフとも話をし、より具体的に働くイメージを持つことができるようになりました。

転職後は経験のある入院棟へ配属になり、現在は急性期の入院棟と成人期の発達障害の方にかかわる臨床に取り組んでいます。多くの部署を経験し、刺激を受けることで自分の成長につながっていると感じています。

Cさん

 6年前に当センターに新卒で入職しました。入職してから2年間はデイケアに配属され、主に疾病教育のプログラムや就労支援を行いました。知識不足・経験不足を実感する毎日でしたが、公認心理師の先輩だけでなく、多職種の方々に助けられながら、多くのことを学ぶことが出来ました。

 3年目からは依存症の入院棟で働いています。入院棟配属の公認心理師は一人ですが、公認心理師の先輩が多いため、相談しやすく安心して働くことができています。依存症部門では多職種と距離が近いため、連携しやすく、多職種ならではの視点を学びながら臨床を行うことができます。また、当センターは依存症治療拠点機関でもあるため、臨床だけでなく専門職向けの研修の企画、運営を行っています。外部からの依頼に応じて、講師を務めることもあります。仕事内容が多岐にわたるため、複数の業務を同時にこなさなければならない大変さはありますが、その分、吸収できることも多いため、やりがいを感じることができています。

臨床実習の受け入れ

岡山県内の公認心理師養成機関である4つの大学院からの臨床実習を受け入れています。 臨床実習では公認心理師が所属するそれぞれの部署で実習を行います。

大学院平成28年度平成29年度平成30年度平成31年度令和2年度
岡山大学大学院44414
吉備国際大学大学院44302
川崎医療福祉大学大学院12211
就実大学大学院1342
例年の実習の受け入れ人数

採用について

当センターの常勤職員は全員、公認心理師と臨床心理士の両資格を有しています。

常勤での採用条件は両資格の資格取得見込みであり、未取得での採用となるとその年度内での資格取得が必要となります(令和3年度の採用時点)。採用試験などの情報はコメディカルの採用試験案内をご覧ください。

また、採用にかかわらず、将来、公認心理師を目指す学生の中で、当センターや精神科臨床に関心のある方は、オープンホスピタルやボランティアの参加などを検討していただければと思います。詳しくはホームページの各ページをご覧ください。