岡山県難治性精神疾患地域連携体制整備事業

今の治療法で改善があまり感じられない統合失調症
患者・家族の方
クロザピンという薬の選択

こんなことで
お困りではないですか? 社会に
復帰したい
家族と一緒に
暮らしたい
効き目の
感じられる
薬に替えたい
今の治療で
改善されない

  • 幻聴や妄想に
    悩まされている方

    幻聴や妄想に悩まされている方
  • 自分を傷つける、
    暴力をふるってしまう
    症状がある方

    自分を傷つける、暴力をふるってしまう症状がある方
  • 足のムズムズ、手足の
    こわばりやふるえなどの
    副作用で、十分に薬を使えない方

    足のムズムズ、手足のこわばりやふるえなどの副作用で、十分に薬を使えない方

きちんと薬を飲んでいても
このような症状が続く場合は、
「治療抵抗性」統合失調症
かもしれません。

クロザピン有効である
可能性があります。
  1. クロザピン治療の事例
    1

    お前は
    だめだ

    生きる
    資格がない

    幻聴や妄想に悩まされている方

    私には現実の
    声としか思えないから
    つらい…

    Aさん/25歳男性
    幻聴や妄想に
    悩まされている方

    改善例

    外来治療を受けていても「お前はだめだ」「生きる資格はない」など辛い幻聴に悩み、自宅に引きこもりがちになっていたAさんですが、入院してクロザピン治療を開始したところ、徐々に幻聴が改善し、アルバイトに通うようになりました。

    本人

    当時は、毎日幻聴が辛くて何もかもが嫌になっていたけど、今は目の前の仕事に集中できるようになった。

  2. クロザピン治療の事例
    2

    自分を傷つける、暴力をふるってしまう症状がある方
    Bさん/30歳男性
    自分を傷つける、暴力を
    ふるってしまう症状がある方

    改善例

    被害妄想から周囲に対して暴言や暴力が出てしまい入退院を繰り返していたBさんですが、入院中にクロザピン治療を開始したところ、攻撃的な行動はほとんど見られなくなり、今では自分で薬を飲むようになりバスで通院できるようになりました。

    母親

    優しかった息子が急に怒り出すことがあった。以前は誰にも相談できず我慢するしかないと思っていました。

  3. クロザピン治療の事例
    3

    足のムズムズ、手足のこわばりやふるえなどの副作用で、十分に薬を使えない方
    Cさん/52歳女性
    足のムズムズ、手足のこわばりや
    ふるえなどの副作用で、
    十分に薬を使えない方

    改善例

    必要といわれたどの薬を使っても、手の震えや足のムズムズ感がありじっと座っていられないような副作用がでてしまっていたCさんですが、入院してクロザピンに切り替えたところ、それらの副作用が気にならなくなり、外来でも安心して服用を継続できるようになりました。

    本人

    当時は、毎日幻聴が辛くて何もかもが嫌になっていたけど、今は目の前の仕事に集中できるようになった。

※事例は、あくまで回復のイメージです。すべての患者さんの改善経過を示すものではありません。
クロザピンは変化が期待でき、
可能性が広がる薬です。

統合失調症の患者と家族の期待

  • 自分の治療を
    自分で
    決めることが
    できてうれしい。
  • 自分の幻聴が
    治った!
  • 優しかったころの
    本人に戻った。
  • 長期入院から
    戻ってきた。
  • 結婚して家庭を
    持つことができた。
  • 仕事に
    復帰できた!

クロザピンは当事者・家族・医療関係者が
協力しながら使っていく薬です。

これからも、あなたらしく生きがいを持って
暮らしていくために、
みんなで手を取り合って歩んでいきましょう。

(商品名:クロザリル)クロザピン治療を受ける際の
基本的な注意事項

  1. クロザリル患者モニタリングサービスに登録されている医師と医療機関でのみ処方が可能です。
  2. 服用を開始してから原則18週間は入院が必要です。
  3. 定期的な血液検査が必要です。

まずはかかりつけ医とご相談下さい。

クロザリルによる治療を開始するには、クロザリル説明文書による説明を受け、服薬同意書に署名をする必要があります。

岡山県難治性精神疾患地域移行促進事業 について

岡山県で実施されている「岡山県難治性精神疾患地域移行促進事業」は、

「誰に」
従来の治療では症状が改善しにくい統合失調症の方に
「何を」
クロザピンというお薬を使った治療や、m-ECT(電気けいれん療法)を
「どのように」
安心して、しかもできるだけで生活エリアに近い場所で受けていただけるように、岡山県内の医療機関が手を取り合って、患者さんを支える仕組みを作る事業です。

本来の医療の姿は、「どこに住んでいても質の高い治療が受けられて、安心してその人らしく地域で暮らしていける。」ことですが、日本ではまだまだクロザピンやm-ECT治療が行き届いていないのが現状です。

その現状を変えていくため、この事業に参加している医療機関はまず第一に、「岡山県では、どこに住んでいても質の高いクロザピンやm-ECT治療治療が受けられて、安心してその人らしく地域で暮らしていける。」ことを目指しています。そして、この取り組みがやがて全国に広まっていくことを願い、日々、治療に取り組んでいます。

岡山県内でクロザピンを
導入している医療機関

岡山県内でクロザピンを導入している医療機関
  1. 岡山大学病院

    岡山市北区鹿田町2-5-1
    TEL:086-223-7151
  2. 公益財団法人慈圭会 慈圭病院

    岡山市南区浦安本町100-2
    TEL:086-262-1191
  3. 財団法人江原積善会 積善病院

    津山市一方140
    TEL:0868-22-3166
  4. 公益財団法人仁和会 ももの里病院

    笠岡市今立2543
    TEL:0865-62-5321
  5. こころの医療 たいようの丘ホスピタル

    高梁市落合町阿部2200
    TEL:0866-22-2217
  6. 林道倫精神科神経科病院

    岡山市中区浜472番地
    TEL:086-272-8811
  7. 一般財団法人 河田病院

    岡山市北区富町2丁目15-21
    TEL:086-252-1231
  8. 倉敷仁風ホスピタル

    倉敷市中島2340番地23
    TEL:086-465-2430
  9. 特定医療法人 万成病院

    岡山市北区谷万成1-6-5
    TEL:086-252-2261
  10. 東古松サンクト診療所

    岡山市北区東古松4丁目9番24号
    TEL:086-225-7766
  11. 地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター

    岡山市北区鹿田本町3-16
    TEL:086-225-3821